
先日、中途半端になってしまっていた、
かごのトレイのことで、お話したいと思います。
かごと言っても、様々なものがありますが、
その中でも、トレイに特化した、良質のかごの紹介です。

カンボジアとベトナムの一部でしか取れない、
ラペアという良質な ラタンの一種で作られています。
カンボジアのアンコールワット近くにある、
かご編みの村・アンチャーン村で 作られています。

ほとんどの家には、電気や水道はなく、
家族とともに、自然に寄り添った暮らしをしています。
親から子へ、何世代も 受け継がれてきた伝統の技・かご編み。
しかし、近年の需要の変化や 街中心の発展により、
かご編みの職から離れる人が 増えてきました。
そこで、岐阜市内に住む きよみさんが、立ち上がりました。
とても初々しくかわいらしい 20代の女性です。
moily( モイリー )というブランドを立ち上げて、活動しています。
日本とカンボジアを行き来しながら、
カンボジアの編み手さんと、日本の使い手さんを繋いでいます。
どちらも大切に、丁寧に。( 今は、ちょうどカンボジアにいます )
moilyでは、伝統を守りながら、
品質の高いバスケットづくりをしています。
さらに、新しいデザインを取り入れつつ、昔から続く職人の手仕事を、
カンボジアから世界に発信していくことを目指しています。
このラペアという素材は、通常のラタンのように切り分けず、
無塗装で1本そのままを 使って作ります。
1本1本の微妙な色の違い、美しい艶、なめらかな手触りが特徴です。
とても丈夫で、耐久性に優れているため、
カンボジアでは、野菜を運んだり、魚を水揚げにも使われます。
そう、水にも強いのです。
また使えば使うほど、美しいあめ色に変化し、
艶も出て、味わいが増します。
10年、20年と長く愛用できます。
トレイの大きさは、6種類あります。
両手持ちの取っ手付き。
いわゆる トレイ型 5サイズと、

わかりにくいかと思いますが、
縁の立ち上がりの高い、浅いかご型タイプ。

上に立てかけてあるほうが、浅いかご型タイプです。↓

小さいものは、アクセサリートレイや、
調味料などを入れたり。
ティーセットサイズ、ランチプレートサイズなど、
用途のサイズによって、いろいろ。
編み手の職人さんの紹介もありますよ。↓
http://www.moily-bk.com/#!makers/cfvg
私も 使いはじめて、まだ数ヵ月ですが、
10年後、20年後が楽しみです。
10年後、20年後の自分の歳を考えたら、、、 (ひえ〜)
急に 現実に戻りました・・・。
ぜひ手にとって、艶っぽいなめらかな手触りを、
味わってくださいね。