京都も暑いだろなーと思って、道中にスマホで天気を確認すると、岐阜より4℃も低い。
おぉー、ラッキー!
大垣から米原まで、席もなかったので、先頭車両 運転士さんの真後ろに立つ事に。
熱心な乗り鉄だと思われたかも知れませんが、特に左カーブを楽しむわけでもなく、
ゆかちゃんのお父さんの事を 思い出していました。
子どもの頃、ほぼ毎日一緒に遊んでた、近所のゆかちゃん・なおちゃん姉妹のお父さんは、名鉄電車の運転士さんでした。
なぜか、けっこうな確率で ゆかちゃんのお父さんの運転する電車に当たるのです。
おじさんが運転する電車に乗ると、無人駅から乗る私は 顔パスになるのでした。
毎週土曜日、少年少女合奏団に通っていたので。
ちなみに私は、アコーディオン担当。
チビだったので、けっこう重くて大変でした。
全く訳がわからず入団したので、アコーディオンのパートの意味もわかりませんでした。
ソプラノやりたい人? アルト? なにそれ?結局、バス担当になり、ソプラノの赤いアコーディオンを尻目に、
黒い鯉のようなアコーディオンで、ブッブー と短く地味な音を出す役目でした。
私の担当は、ブッブー でしたが、全ての楽器が揃うと、ものすごい魂となります。
ベレー帽の和田先生の指揮で、「 双頭の鷲の旗の下に 」など演奏し終わった後は、
子ども心に 味わったことのない 達成感、充足感で放心します。
ゆかちゃんのおじさんは、大の阪神ファン。
顔もトラに似て、ちょっと怖かったけど、その顔のまま 面白い事を言います。
よくふざける、ちょっと怖くて、面白いおじさんでした。
おじさんは、私が成人した頃に、病気で亡くなられました。
おじさんの低い声で呼ぶ「 じゅんちゃーん。」の声を はっきり思い出しました。
ちょっと怖くて優しいおじさんの声を。
そうこうしてたら、カーブの先に シャッターチャンスを待つ 撮り鉄さんが。
おぉー、やっぱり いるのね。
しばらくすると、今度は田んぼのあぜ道に、5人くらいの方が、
ほぼ等間隔に、キレイに並んで 脚立とカメラを配置して待機。
山を背景に、見晴らしの良い田んぼの中。
映画のワンシーンかと思いました。
ふと、自分のだらしない立ち方に、いかんいかん。
腹筋がなさすぎる。
自分が座ってる写真を見たら、お腹がペタンと折れてて、ほぼ おばあちゃん。
急に背筋を伸ばすと、不思議と気持ちまで凛とするのです。
もしも、線路上に何らかの異常があったら、私も見逃さないようにしよう。
運転士さんが気付く前に、私が気付いたら、教えなきゃ!
事故はたいてい、気づいてからブレーキをかけても 間に合わない場合が多い。
私が先に気付けば 間に合うかもしれない!
変な責任感が生まれ、運転席後ろのガラスを折り曲げた指で 小さく叩いてみる。
ドンドンしたら、さすがに気付くだろう。
でも振り返ってる隙にブレーキが遅れたら、本末転倒です。
瞬時の判断が迫られます。
なんて思ってる頃に、米原に着きました。
乗り換えて、今は大津。
まだ京都行きの途中です。
そう、米原からは座れたので、なんの責任も果たす事なく、のん気にブログを書いてます。
この後は、張り切って 展示会に行ってきます!
来年の春夏のフェトレード商品の注文をするのです。
皆さんも、良い一日を。。。
引き続き、熱中症にはご注意くださいね。